(2ばく2まりは同居中)
(チョコレートプレイで4P)


















「ハッピーバレンタイーン!!」







そんな騒がしい声と共に侵入者はオレの寝室へやってきて、まだ眠りの中に居たオレを強制的に眠りから引きずり出した。 正直起きたく無い。自分で言うのもなんだが、オレは朝は弱いのだ。まだもう少し寝かせてくれ。 その気持ちを込めて頭まで布団を被り無言の抵抗をしてみるが、それは布団を剥がされることであっけなく終わってしまった。 朝特有の冷たい空気が肌を刺す。寒い。侵入者に恨みがましい目を向けるが、相手はただニコニコと笑っているだけだ。 ただもう一度寝るのは確実に無理だということだけは分かって、仕方なく上半身を起こす。







「ふぁ………何だよ、宿主サマ…」

「何だよ、って、今日はバレンタインだよ?」







バレンタイン……女が好きな男にチョコレートをやって告白する日、だ。 今月に入ってからテレビやら雑誌やらで何度もその言葉を聞いた。 しかしそれがオレと一体どう関係ある? 貰えるかも分かりゃしないチョコを、朝早くからめかし込んで待ち続けるつもりだろうか。 そんなのは御免だ。第一オレはバレンタインなんざ興味が無い。







「騒ぐなら勝手にしろ。オレには関係無いねェ」

「何言ってるの?マリ君がいなくちゃ始まらないよ!」

「……なんで」







何言ってる、なんて、そんなのはこっちの台詞だ。 宿主サマもバクラも主人格サマも随分と女ウケが良いみたいだから、チョコくれる相手なんていくらでもいるだろうよ。 心配しなくてもすぐに抱えきれないくらいのチョコを貰えるって。だからオレは関係無いだろ? しかし宿主サマはそんなオレの気持ちなんかどうでも良いらしく、 笑顔のままオレの腕を掴むと、無理矢理引き摺るようにしてオレをリビングまで連れて行った。 そうして辿り着いたリビングでは何故かバクラと主人格サマが大量のチョコレートを溶かしていた。…何で?







「……一体何だあ?これは…」







お前ら誰かに告白でもすんのか。事態が掴めずぽかんとしているオレに、オレをここに引きずり出してきた張本人宿主サマが説明を始めた。 その説明こそが、2月14日というオレの悪夢の、全ての始まりだった。







「今日はさあ、バレンタインデーだよね?本来ならマリ君がぼくらにチョコをくれるべきだと思うんだよ! え、オレは男だって?そんなの関係無いよ!可愛い子がくれるのに一々そんなこと気にするわけないでしょ? もー、本当に!空気読んでよね!で!でもどうせマリ君のことだからチョコなんて用意してないでしょ? してないよね?だったら仕方ない、とてもベタな展開だけどマリ君をチョコとして頂いちゃおう!っていうね! ベタな展開っていうのは中々馬鹿に出来ないんだよ?王道なものこそ萌えの極み! クリスマスなら生クリームプレイ!バレンタインなら当然チョコレートプレイ! というわけでチョコレートの準備は出来てるからね!マリ君が寝てる間に三人でしっかり湯煎しておいたんだよ! だからマリ君は服を脱ぐだけで良いから。さ、じゃあそういう事だから早く脱いで脱いで!」







………宿主サマの怒涛の説明は終わった。しかし実態は一向に飲み込めない。 寧ろ飲み込んだら負けな気がした。チョコレート、プレイ?え、何だって? オレがチョコレート…?ここまでくると返す言葉すら見つからない。 そんなオレが面白いのか、バクラと主人格サマはニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。 すっげえ悪人面。バクラは今更だからな、特に主人格サマ。人のこと闇人格とか言う前に鏡で自分の顔見てみろよ。 そうして一向に動こうとしないオレに痺れをきらしたのか、突然宿主サマがオレの服に手をかけた。 これには流石に慌てる。全力で身の危険を感じた。







「もー、脱がないなら脱がせちゃうからねっ?」

「やっ、やめろおおぉぉぉ!」







しかし、宿主サマ一人ならどうにかなっただろうが、如何せん相手は三人だ。 どんなに抵抗したって勝敗は目に見えている。頼みの千年ロッドも、宿主サマに連れてこられるときに 部屋に置いてきてしまった。 結果、オレは三人の変態によって身包みを剥がされた上に、両手を後ろ手に縛られるという最悪な状態になった。 縛られるとき、ちらりと見えたのは何かを包装する時に使うような赤いリボンだった。 こいつらはどこまでもオレをプレゼントのチョコに仕立て上げたいらしい。







「くっ、そお!離しぇ!離しやがれええぇぇ!」

「あ、今噛んだね。可愛いー!」







あまりの会話の通じなさに、人間と話している気がしなくなってきた。 途方に暮れる。しかし何よりも今オレを絶望へと追いやるのは、座ったリビングの床の冷たさだ。 露になった足が、床の冷たさをダイレクトに伝える。 それは身体を冷やすだけでなく、今自分が全裸なのだという事実をつきつけられるようで、悔しさに唇を噛み締めた。 だがこれからオレを待っている屈辱と羞恥はこんなものでは無いのだろう。







「ほら、お前の為にいっぱいチョコ溶かしたんだからな」







そう言って、主人格サマの綺麗な指がボウルからチョコを掬った。とろり…と垂れるそれを近づけられ、 思わずオレは口を開いた。何かに操られているかのように、何の疑いも拒絶も無く主人格サマの指を口に含む。 綺麗な、指。美味しい。軽く吸った時に洩れるチュッ、という音がオレの興奮を煽る。 主人格サマの指からチョコが無くなってもオレは口を離そうとせず、隅々まで綺麗に舐め上げた。







「美味いかあ?マリクよォ」







バクラに前髪を鷲掴みにされ、強制的に顔を上げさせられる。今のオレは恍惚とした表情をしているだろう。 駄目だ、部屋中に充満するこの甘ったるい匂いがオレをおかしくさせる。オレはバクラの問いに素直に頷いた。 ヒャハハ!という独特の笑い声と共に手を離される。途端、横から伸びてきた宿主サマの手に肩を軽く押され、 床に横たえられた。狂った儀式が始まるのだ。先程まで必死に抵抗していたことも忘れ、オレは期待に身体を震わせた。 主人格サマが、手にしていたボウルをオレの上に掲げ、そっと傾ける。 中のチョコレートが、酷くゆっくりとした速度で流れ、オレの身体の上に落ちた。 生温さとベタつき、ローションなどの類とは違って若干重みもある。 その感じたことの無い独特の感覚に全身が粟立ち、声が洩れる。







「ヒッ、ぁ…」

「ふふっ…感じちゃったの?」

「ち、がぁ…!、っぅ、」







主人格サマが垂らしたチョコを、宿主サマがぐりぐりと乳首に塗りたくる。 爪で軽く引っ掻かれればびくりと身体が浮いた。下敷きになっている両腕が痛い。 腕を庇うように少し身体をずらそうとしたところで、誰かがオレのペニスに触れた。 思わず動きが止まる。 それはバクラの手で、主人格サマの持っているボウルから直接チョコを掬い取ったらしく、 バクラの真っ白な手はチョコに覆われていた。 そのままぬちゃあ…と、ペニスを掴み、チョコを擦り付けるようにして上下に動かされた。 首を少し持ち上げて見れば、オレのペニスは見事にチョコでコーティングされていた。 バクラが舌なめずりする。真っ白な肌と真っ赤な舌の対比がやけにエロかった。







「見ろよォ、マリク。お前のチンポ美味そうだぜェ?」

「ひぃっ!い、ぁ、あ、い、嫌だぁ…、!んっ、ふむぅッ」







伸ばそうとしても余り伸びなかったチョコが、どろどろになり始めた。 ズチュッ、ズチュッ、という水音は明らかにチョコだけでなく、何か他の水分も含まれているのが分かる。 それが自分のペニスから溢れる先走りだということに気づかないわけはない。 オレは、こんな、全身をチョコ塗れにさせられて感じている。その事実に頭がくらくらした。 洩れる声ごと喰らい尽くすかのように、主人格サマがオレに唇を寄せてきた。 はむ、と上唇を軽く噛み付かれ、すぐに舌が進入してきた。 頭の後ろを押さえつけられ、これ以上は無理だというくらいに近づけられる。 そうして何度も角度を変えてはオレの舌を吸い上げる。 互いに混じりあった唾液がじゅるじゅるといやらしい音を立てた。 宿主サマは相変わらずオレの乳首を弄っている。 何度もしつこく嬲られたそこが、ぷっくりと腫れているのが自分で分かる。 最初よりもずっと敏感になっていて、少し摘まれるだけで辛い。 ぴちゃぴちゃ、じゅるじゅる。部屋中に水音が響き渡って、オレは聴覚すらも犯されている。







「イタダキマス」







ぼんやりとする意識の中でバクラがそう呟いたのが聞こえた。 途端、オレのペニスが生暖かいものに包まれた。 見なくても分かる。バクラがオレのペニスを銜えたのだ。 この状況でのそれは、過ぎる快感でしかない。 反射的に足を閉じようとしたが、身体の間にはバクラがしっかりと入っていて閉じることも叶わない。 更に左足をバクラに、右足を宿主サマに掴まれて、大きく開かされる。 両手を縛られている上に左足は限界まで左側に。 右足は右上、宿主サマの居る方向へ目一杯上げられている状態だ。 苦しい。けれどそれ以上に、自分では見ることの叶わないその体勢を想像して、酷く興奮した。







「ふぅっ!んっ、んっ、ふ…、む、んーッ!」







バクラが一層強く吸うと、オレは身体をビクビクと痙攣させながら果てた。 主人格サマがやっと口を離す。満足に吸えなかった空気を荒く息を吐くことで取り入れる。 口の周りが唾液でべとべとで気持ちが悪い。更に飲み込めなかった唾液が顎を伝っていった。 両足はいつの間にか離されていたが、きっちりと閉じることも出来ず、重力に従って降ろすと、もうその場で ぐったりすることしか出来なかった。







「はあっ、はあっ、はっ、っ……は、…」

「イっちゃったね。気持ち良かった?」







そう言って主人格サマがオレを覗き込む。涙で視界は歪んでいて、かろうじて主人格サマが笑っていることが分かる。 オレは反論する気力すら無くて、ただ力なく頷いた。と、そこに、カシャッと、この場には不釣合いな程爽快な音が聞こえた。 音の方を向けば、宿主サマがデジカメを手に微笑んでいた。靄がかかっていた頭が一気に冴える。血の気が引いた。 この姿を写真に撮られたのだと、直ぐに気づいた。







「なっ、何しやがる!しょれを消せ…!」







デジカメを奪い取ろうにも両手は縛られているし、何より、イったばかりで弛緩している身体は全く動かせなかった。 呂律すら満足に回らない。 それが分かっている宿主サマは当然慌てることもなく、ゆったりとした動作でデジカメの電源を切ると、ソファの上に放り投げた。







「折角こんなに可愛いんだから、撮らないと勿体無いよね。後でパソコンのデスクトップにしよーっと!」







上機嫌でそう言うと、オレの横に膝を着き、そっと頬に手を寄せて撫で上げる。 さっきの無邪気な顔はどこへ行ったのか。急に大人びた表情でオレを見る。 そのまま顔を近づけ、オレの鼻の頭に軽くキスをすると耳元で囁いた。







「まだ、終わりじゃないよ…?」







宿主サマにしては珍しい、バクラともまた違った低音に、背筋がゾクリとした。 背の下に手を差し入れられ、そのまま勢い良く起こされる。 一度座る形になったオレの足を動かし、更に前に押す。 されたのは、四つん這いの格好だった。 手は後ろ手に縛られている為、上半身は肩で支えなければいけない。 結果、尻を高く突き上げる形になって、羞恥に顔が熱くなる。 体重がかかる肩も痛くてしょうがない。 嫌だと身体を揺らしても、まるで強請っているかのように尻を振るだけになってしまうから、うかつに 動くことも出来ない。







「うっ…嫌、だっ……苦しい…」

「ごめんね。でも我慢して」

「ククッ…そうだぜ、イイ格好なんだからよォ」







涙ながらに訴えるが、二人のばくらにあっさりと言い返されてしまった。 宿主サマは、さっき主人格サマが置きっぱなしにしていたボウルを手に取ると、もう少ない中身を丁寧に掬い取った。 その指が行く先は、分かっていた。けれどそれだけはどうしても嫌で、思わず腰を引いてしまう。







「や、いやだ、……ひっ…!」

「おいおい…逃げるなよ」







しかし背を押し付けられるようにして、バクラに動きを止められてしまった。 ばたつかせようとした足も、主人格サマによって固定されている。 宿主サマの指は容赦なくオレのアナルに伸ばされ、すっかり冷えたチョコがそこに塗られた。 冗談じゃない!食い物をケツの穴に入れるなんて、流石のオレだって抵抗がある。 本気で抵抗するが、二人掛かりで押さえつけられた身体はビクとも動かない。 そうこうしている内に、宿主サマの指が中に入ってきた。 水分の少ないチョコでは、やはりローションの代わりにはならないのだろう。 入り口だけ解せても、中を無理矢理押し進めてくる指が痛い。 動かせる範囲で暴れまくって、痛い、やめてくれと訴えるが、宿主サマは聞く耳を持たないどころか 更に中に入れる指を増やした。







「あぁーッ!!あっ、あっ、あぁっ!い、痛いぃ!ひゃめ、やめろぉっ!」







ズブズブと音を立てて抜き差しが繰り返される。余りの苦痛に首を振りもがくと、 耳元でピアスが揺れてカチャカチャと五月蝿く鳴った。 しかしオレにそんなことを気にするだけの余裕は無い。 喉が引き攣り、空気を裂くような悲鳴が洩れる。 自分の目から零れた涙で頬が滑った。







「ひいぃっ!い、あぁっ、あ、もッ、もうやめて、くれっ…」







どれくらいそうされていたのか。短い時間だったのだろうが、オレには死ぬほど長く感じた。 ともかく、その地獄の時間に一旦の終わりがやってきた。中を荒らしていた指が抜かれたのだ。 いつ増えたのか知らないが、抜かれた指は三本だった。そりゃあ痛いはずだぜ…と、他人事のように思う。 そう、過ぎたことは他人事同然なのだ。オレには更なる苦痛が待っている。 指よりも太いモノをこれから突っ込まれるのだ。流石に今度こそ死んでしまう。 何とか首だけで後ろを向くと、オレは哀願した。







「や、ど主サマァ…これ、で終わりじゃっ無いんだろう…?」







叫び続けた所為で喉が引き攣り、上手く喋れない。 所々つっかえながら聞くと、眉根を寄せた宿主サマが頷いた。 足を押さえていた主人格サマが、労わるかのようにそっとオレの背を撫ぜる。







「うん……ごめんね」

「……なら…せめて、ローション使っ、て、……」

「そんなに、痛かった…?」







オレがあれだけ叫んでいたというのに何を今更…と、若干殺意が芽生えないこともなかったが、 騒ぐ気力も残っていないオレはただ静かに頷いた。 その拍子に、目に溜まっていた涙が零れ、頬を伝っていく。 その涙をバクラに優しく拭われて、オレは複雑な気持ちになった。 先程の主人格サマといい、そんなことをされては、後で必ず闇送りにしてやろうと思っていた気持ちが消えてしまう。 クソッ、こんな調子だから何回酷く抱かれても完全に拒絶出来ないんだ。 情けないったら無ェぜ…。







「でも、リョウ…ローション無くなってたよね?」

「アァン?そうなのか?」

「うん……だからチョコを使おうと思ったんだけどね」







オレの頭上で会話が飛び交う。体力を消費しすぎて、正直もう眠くなってきた。 そういえば今はまだ朝だったはず。何でオレは朝っぱらからこんなことをしているんだろう。 もう何でも良いから早く終わらせてくれと、若干投げやりになってきたところで、全身に鳥肌が立つような 気持ち悪さを感じ、オレは現実へ引き戻された。ぴちゃぴちゃ……と何かを舐めるような音は、そう、宿主サマが オレのアナルに舌を這わせているのだった。







「ひぃああっ!あっ、な、何やってェ…!」

「我慢してっ。ローション無いんだから仕方ないでしょ!」







怒られた。排泄器官を舐められて微動だにしない人間なんているのだろうか。オレの反応は至極当然のものだろう。 ケツの穴にチンコ突っ込まれるだけだって相当なのに、何でここまでされなければいけないのか。 余りの羞恥にぼろぼろと涙が零れる。宿主サマは綺麗なのに、やることがえげつなさすぎるんだ。







「汚ねぇか、らあ…本当にっ、やめ……」

「汚くないよ。マリ君のお尻、チョコの味がする」







それはさっき散々チョコを塗りたくったからだ。だからといってそこが汚くない理由にはならない。 けれど、そんな気持ちとは裏腹に、身体は快感に震える。 ヘンな場所を舐められる気持ち悪さに力が抜け、しかしその気持ち悪さが気持ち良いのだ。 先程果てたはずのペニスも少しずつ頭をもたげ始めている。 そうして、宿主サマがひとしきり舐め、そこがぐしょぐしょになる頃にはオレはもうすっかり快感に浸ってしまっていた。 だらしなく舌を出したままはふはふと息をする。まるで盛った犬のようだ。







「はーッ、はーッ…」

「ん、もう良いかな。これなら大丈夫だよ」

「しかし宿主よォ、これはいっぺんには出来ねぇぜ?」

「まぁ…交代交代でするしかないよね」







好き勝手なことを言ってくれる…と思いつつも、すっかり慣らされたアナルは、突っ込まれるのを待ち侘びている。 呼吸を整えながら待っていると、三人が動きだした。どうやら最初の順番が決まったようだ。 バクラがオレの目の前に来て胡坐をかいて座った。そして腰を宿主サマに掴まれる。







「じゃあまずは僕からね!」

「オレ様は口でご奉仕して貰うぜェ?」

「ずるいなー…」







…そういうことらしい。バクラは自分のペニスを取り出すと、オレの頭を掴んで無理矢理銜え込ませた。 手が使えないと自分を支えられず、一気に喉の奥まで突かれて苦しい。 咽そうになるのを堪えて、必死にしゃぶる。息苦しさに涙や鼻水、唾液が顔をぐしゃぐしゃに汚すが、 バクラはそういう顔を見て興奮する性癖の持ち主だった。オレの頭を揺さぶる動きが一層激しくなる。 必死についていこうとするところを、次の衝撃が襲った。宿主サマのペニスがオレの中に入ってきたのだ。 目を見開き、背を仰け反らせる。







「んんーッ!!!ぷ、はぁっ!ひああっ!あ!あ!」

「オイ、誰が口離して良いって言ったァ?」

「は、ふぶぅっ、ん、んぐっ、むぅ!」







思わず離してしまったペニスを、再び口に突っ込まれる。 宿主サマの動きに合わせて身体が動き、時折軽く歯が当たるのが気持ちいいのか、バクラの動きも それに合わせたようになる。腰を進める宿主サマの動きにも一切の容赦は無い。 入れるときはまるで腹を突き破るかのような、そして抜く時には内臓を引きずり出されるような感覚になる。 最高に気持ちがいい。







「んっ、んんっ!ふ……ぁ、む、んぅ、、んッ…!!」







宿主サマが一際強くオレの中を突いて、オレは反射的に中をぎゅっと締めつけた。 更に、銜えていたバクラのペニスにも歯を当ててしまった。二人の動きが止まり、声が洩れる。







「あっ…も、出る……!」

「くっ…オレ、様もッ…!」

「!ふ、むうぅぅんっ!」

「全部っ、飲めよォ、マリクッ…!」







中に放たれる宿主サマの精液を感じながら、オレはバクラの言葉に従って、口内に出された精液をごくごくと飲み込む。 喉に絡まって飲みにくいことこの上無かったが、じゅるじゅると吸い上げ、最後の一滴まで絞り取るようにして飲み終えた。 宿主サマがペニスを抜き、再びバクラに頭を掴まれて解放されれば、オレの身体はぐったりと床に沈んだ。 気づかない内にオレもイっていたらしく、自分のペニスが精液塗れになっていた。 尻からペニスと、股全体がお漏らしでもしたかのようにびしょ濡れで気持ちが悪い。 そしていつの間にか撮影係に回っていたらしい主人格サマは、手にしていたデジカメをテーブルの上に置くと、オレを抱え上げて 自分の膝の上に乗せた。







「まだ、終わりじゃないからな…?」







その言葉と、視界の隅で捕らえたまだまだ余裕のありそうな二人のばくらに、既に体力が果てつつあるオレが絶望したのは言うまでもない。























*      *      *      *      *
























オレの精液が出尽くして、もうこれ以上は無理だと泣きながら哀願してもセックスは終わらず、 結局三人が満足するまでオレは解放して貰えなかった。 かけられた分と、自分で吐き出した分で全身精液塗れになったオレを見て、宿主サマが万遍の笑みで言った。







「えーっと…とりあえずベタに、ホワイトチョコレート☆って言っておこうか」




















チョコプレイってなんぞ\(^o^)/